有限会社フレンド 瀬迫次期社長にインタビュー
瀬迫さんの生い立ち・・・・!!
今後会社を継がれるべく
様々な活動
されている瀬迫さんを拝見してきましたが、幼少期はどんなお子さんでしたか?
どんなって言われたら難しいですけど、活発でしたね。中学からはバスケもやったりしていて。
ちなみにご両親は薬剤師さんですか?
父親が薬剤師で、母親は登録販売者です。ちなみに妹も薬剤師です(笑)
薬剤師一家なんですね(笑)ご両親は瀬迫さんが小さいころから調剤薬局をやられていたのですか?
元々父も母も地元が関西なんですけど、僕が2~3歳の時に広島でドラッグストアの案件をもらって、そこからスタートしたっていうような感じですね。
ではスタートはドラッグストアからだったんですね!となると瀬迫さんご自身も小さいころから薬剤師になろうと考えていたのですか?
それは考えてなかったですね。高校くらいの時にやりたいことがあんまりなくて。それならまず手に職を付けた方がいいんじゃないかっていう話で・・(笑)
でも、ご実家を継がれるイメージはおありだったのでは?
そうですね。実際に大学に通い始めた頃には「いずれ自分が継ぐ」と覚悟を決めはじめましたね。
新卒ではどんなお仕事を?
はじめの就職はたしかMRでしたよね?
そうです。2年間、製薬会社に勤めて、それから退職して、いまもう4年目です。
最初はなぜMRの道を選ばれたのですか?
友人の父親が薬局を経営しており、その方が将来薬局を継ぐつもりならMRは経験したほうがいいとお声がけいただいたのがきっかけです。もともとその方もMR経験後、薬局を経営されていまして。
実際、
MRの経験
は活きていますか?
やっぱりMRは経験しておいてよかったと思います。
社会人としての基礎
がしっかり作れたと思いますし、仕事の仕方なんかにも活きています。
それとドクターやスタッフの方々との会話や接し方なんかでは特に役立っていると感じますね。
薬剤師になって
MR経験後、薬剤師になられてからイメージしていた実際の薬剤師とのギャップはありますか?
学生の頃には、
調剤薬局はすごい閉塞感のある場所
っていうイメージがありましたね。実際はそれほどでもなくて、今は楽しく仕事していますよ。
過去、会社を継がれるイメージしていた時と、実際に薬剤師として働いてみるとでは、考えていなかったような苦労している点はありますか?
従業員との接し方ですかね。僕はまだ社長でもないし、とはいえ経営側の人間ではあるから、中途半端な位置づけになるんです。
年下だけど今後社長になるというのは従業員側からも扱いづらい部分はあったでしょうし、僕もこういう風にしていきたいって考えはあっても伝わらない事も多くて、中々上手くいかないなっていう思いはしましたね。
苦労されてきた環境から、改善はされてきていますか?
またそれはどうやって改善しました?
面談というか
社員との会話
を増やしました。その結果かどうかわかりませんが、僕の考えが従業員にも少しずつ伝わって、会社や薬局をこう作り上げていこうっていう統一された認識
は持ち始めているかなと感じています。
今後の会社としての展望はなにかありますか?
そうですね、
会社として共通認識が広がって、店舗内も良い雰囲気が出来上がっている
ので、「じゃあ調剤薬局として僕たちはもっと何ができるのか。」というのをもっと模索していきたいですね。
今の国の方針に沿って在宅を積極的に行って、と点数を取ることばかりに集中するのではなく、うちの
薬局がどういったことをしたら患者さんに喜ばれるのか
を皆で考えて、案を出していきたいと思っています。
瀬迫さんだからこそ出来るようなことって今お考えですか?
従業員がやりたいと言ったこと
を後押しできるところですかね。実際にそういった声を会社の運営にも多く取り入れているほうだと思います。
従業員それぞれが思うことを会社もなるべく取り入れ、より前向きに働けるような環境作りをこれからも意識していこうと思っています。
キャリアコンサルタント
現在
キャリアコンサルタントの国家資格
をお持ちじゃないですか。元々取得しようと思ったきっかけを教えてもらえますか?
僕の学生時代、就職活動を通して色々なことをやって自分が成長したような実感があったんです。だからもっと学生さんにも就職先をちゃんと決めてほしいなっていう思いがあったのがきっかけです。
そういった就活に関わる中で、僕が「MRはいいよ!」って言ったからMRを目指すのではなくて、MRという選択肢もある、というのをどうやったら客観的な情報として学生さんに取り入れてもらえるかなと考えて。それで
質の高いアドバイスをしたい
と考えて、資格にも興味を持ち始めました。
なるほど。
実際キャリアコンサルタントの資格取得後、何か変わりましたか?
キャリアコンサルタントとして面談するにあたって、やっぱり聴く力は大事だなと改めて感じました。
例えば、「今の職場が嫌なんです」っていう相談があった時に、人それぞれ嫌だと思う背景は違うわけで、そういった背景を探るために決めつけをせずにじっくりと話しを聞けるようになったのは、キャリアコンサルタントを取って変化があったと思います。
いわゆる、
傾聴力
ってことですよね?
そうですね。ただ、キャリアコンサルタントの経験もまだまだ浅いので、今後もブラッシュアップはしていくつもりです。
キャリア支援団体
キャリアコンサルタントを利用して今後していきたいことはありますか?
数年前から母校に
「キャリア支援の会」
という組織を立ち上げていて、先日それが大学の同窓会にも認められました。この会を通じて母校だけではなく、幅広く薬剤師や薬学生のキャリア支援で役に立っていけたらと考えています。
キャリア支援を始めたきっかけはあるのですか?
就職活動をしていた時に他の大学で先輩がグループワークを開催したのに参加したこととかもあって。そういうのを母校でもやってみようと思い、友人と始めました。
ブログを拝見させてもらったのですけど、講義などもされていますよね?
そうですね。講義というよりは、自己分析の一環で
簡単なワークショップ
を母校の先生にもご理解いただいてやらせてもらいました。
反響はいかがでしたか?
アンケートを見るとワークショップやセミナーの反響はいつもいいですね。ただ、そこでセミナーを受けてよかったと思ってもらうだけではなくて、来てもらった翌日から何か行動に移すとか、具体的な次の行動が変えられるようになれば更によくなるのではないかとも思っています。
最終目標みたいなのはありますか?
薬学生や薬剤師の業界にもっと「キャリア」を取り入れてもらう
こと。その結果、個人の満足度が上がったり、薬剤師の活躍の幅が広がったりというところに繋がればもっといいなと思います。
有限会社フレンドとは
フレンドっていう会社について聞かせてもらいたいのですが、会社の強みや特徴をお伺いできますか?
今は数ある薬局の中のひとつとなっているかもしれませんが、会社の土壌がだんだん出来てきて、
風通しが良いというのは弊社の強み
かなと思いますね。
以前フレンドさんで働かれている管理薬剤師さんとお話ししましたけど本当に働き易そうな環境でお仕事されている印象でした。本当にいきいきされていましたもんね!
そうですかね。スタッフから何か提案があったときにはまず話しを聞いてみるように心がけています。
そうして話しを聞いて、考えを共有して、会社として何かできることがないか、どうやったら希望に添えれるかは考えるようにしています。
従業員第一
ということですね。
そうですね。患者さん第一というは当たり前のことですが、僕にとっては従業員の方にどうやって一緒に楽しく、働き甲斐をもって働いてもらうかもすごく大事に思っています。
そうですよね。従業員が楽しく働く良い環境があるからこそ、それが表にもでるようになっているのだと思います。
今後の夢は?
地域支援体制加算や健康サポート薬局を目指すのももちろん大切ですが、地域ごとに特性もあるので、そういった部分も考慮していきたいですね。
地域の役に立つ薬局づくりをしながら、従業員にも
働き甲斐
をもってもらったり楽しく働けたり…最終的にはうちに来てよかったなって思えるように関わっていきたいです。
今後の展望
最後に求職者へ求めることはございますか?
一緒に働く上で誠実さや周りを気遣う思いやりは大切だと思います。あと前向きに仕事に取り組む姿勢がある方は歓迎したいですね。
なるほど、それが一番ですね。就活生とか転職志望者にメッセージとかありますか?
安易に決めるのではなく、できるだけ条件に合う薬局は多く見てもらいたいと思います。そうすることでより納得いく選択ができるんじゃないかな。
どこが自分に合いそうとかどこだったら自分がやりたいことが実現できるのか
を、もっと慎重に見極めて欲しいなと思います。
かしこまりました。これからも転職に悩む多くの薬剤師さんをご提案させて頂きます、本日は有難う御座いました!