薬剤師が転職する前に知らなければならないポイントを大解説!

薬剤師が転職する前に知らなければならないポイントを大解説!

薬剤師の方が転職をするハードルは決して高くはありません。ですが、実際に転職をするとなると「希望に合った求人が見つかるのだろうか…」「新しい職場でもうまく働いていくことができるのだろうか…」「今よりも条件が悪くなったらどうしよう…」など色々と不安に感じる方も多くいらっしゃるかと存じます。
今回は実際に転職をされる方の転職理由や、転職をしたほうが良いケース、転職先の探し方など現在、転職を考えられている方に参考にしていただける内容について記載していこうと思います。
転職を検討されている方はぜひ最後までお読みくださいませ。

薬剤師の転職を実際に考えた体験談

はじめに実際に転職をされた方は、
どのような理由で転職を決めたのか具体的な例をいくつか見てみましょう。
例1:Y・S様/20代後半
新卒で入社した薬局で働いてきたが、残業時間が多く、残業代も一部しか支給されない環境でした。それでも給料は比較的高いと思っていたので頑張ってきました。
ですが大学時代の友人たちと久しぶりに会った際に、何人かは残業がほとんど無く、自分と同程度以上の給与をもらっている友人もいました。
そのことを知った時にプライベートな時間もなかなか確保できない今の職場で続けていくモチベーションが無くなってしまったことが理由です。

こちらは典型的な残業時間が多いことと、給与が見合っていないことが理由で転職をされた方のケースですね。
もちろん給与がすべてではございませんが、
残業が多くプライベートな時間が少ないことも今後のことを考えると今のままでいいのかと考えさせられてしまう気持ちはとてもよくわかります。

例2:U・K様/30代前半
転職で入社をした薬局で正社員として働いておりましたが、配属になった店舗でうまく馴染むことができず、1年は続けましたが、これ以上同じ店舗で続けていくことが難しいと感じるようになりました。
人事の方に人間関係がうまくいっておらず、これ以上続けることが難しいので近隣の違う店舗へ異動をさせて欲しいと相談をしたところ、他の店舗の状況などを加味すると現状ですぐの異動は難しいが、調整をして移動できるようにするのでしばらく待ってほしいと言われたので異動を待つことにしました。
そこから、半年以上時間がたっても人事からの連絡は一切なく、移動候補の近隣店舗に正社員が中途入社したことを知った際に、いつになっても状況が変わらないように感じたことと、なぜ自分と入れ替えてくれなかったのかと会社に対する不信感を感じて転職を決めました。

2つ目は職場での人間関係がうまくいかなかったケースです。
調剤薬局の場合は特に働いている人数が少ない場合が多いので、一度人間関係がこじれるとなかなか改善をすることが難しいです。
加えて企業側の対応もとても悪い事例ですね。U様が努力して続けようとしているのに対して企業側はしっかりと誠意のある対応をしていたら結果は違っていたかもしれません。

例3:T・Y様/50代半ば 近隣のエリアで数店舗展開をしている薬局で長年働いてきました。店舗内だけでなく他店舗の社員とも交流がありとてもアットホームで働きやすい環境の薬局でした。何より希望休は社員でお互いに協力をしあってできる限り休みが取れるようにできていた環境がとても気に入っていました。
しかし働いていた薬局が買収されることが決まってしまいました。最初は残って続けようと頑張っていたのですが、今までいたスタッフの数も減っていき、店舗の雰囲気ややり方も大きく変わってしまいました。休みも取りづらい環境になってしまい、結局途中で転職をすることにしたのですが、買収されることが決まった時点で転職をしておいた方が良かったと少し後悔をしました。

最後は買収による環境の変化などが原因の転職です。
今回、T様は買収されることが決まった時点で転職をしておけばと後悔されておりますが、難しいケースですね。
買収をされた後も今までと同じように働いていくことができたのかどうかなどは、買収後になってみないとわからない部分も多いです。
今回は結果として早く転職をしたほうが良かったケースですが、買収をされる場合はすべて同じようになるとは限りません。

ほんの一例ではございますが、上記のような理由で転職をされる方がいらっしゃいます。
転職をどのタイミングで考えるのかというのは個人により異なりますし、 何を優先してお仕事をお選びになられるのかも人それぞれです。 上記と同じような状況だからと言って必ずしも転職をすることが正解かというとそうでもございません。

転職すべき?転職すべき判断基準

それではどのような場合には転職をするべきなのか、判断基準について少し記載をさせていただきたいと思います。
今までに多くの薬剤師の転職相談をさせていただいてきた経験を踏まえると、転職の理由としては以下のような理由が多いです。
ですが、上記いずれかが該当するからと言って必ずしも転職をしたほうがいいかというとそうではありません。 具体的にどのような判断基準で転職をする、しないの判断をするのかというと、理由ごとに異なりますのでそれぞれ見ていきましょう。

① 人間関係に関すること
上記理由の場合は、最初に人間関係以外の労働条件面は満足をしているのかを確認します。 仮にその他の労働条件面では満足をしているのであれば、店舗の異動を現職先に相談してみて、対応が可能なのかを確認してみることをお勧め致します。異動が可能なのであれば無理に転職をする必要はないかと存じます。
その他の労働条件面でも満足していない、もしくは異動が難しい場合は転職をお勧め致します。
また、転職先で勤務をする店舗での人間関係も結局入社後に勤務をしてみないとわからないので不安に感じる方もいらっしゃるかと存じます。そのような方には「紹介予定派遣」をお勧めしております。

※紹介予定派遣とは、正社員またはパートでの就業を前提として一定期間派遣として就業していただき、就業後に双方の合意があれば正社員またはパートにて入社をすることです。一定期間、派遣就業をするので実際の職場環境を経験したうえで検討できるため、入社後に思っていたのと違うというミスマッチを未然に防げます。

② 残業の多さ、休み(有給休暇)を取りづらい
上記理由の場合は、まず残業の多さ、休みを取りづらい原因が企業にあるのか、それとも店舗にあるのかを確認致します。
企業として残業が多く休みがとりづらい体制になってしまっているのであれば転職をするべきだと思います。
原因が現在の勤務先の店舗にある場合(退職者が出て店舗の人手が足りない、管理薬剤師が休みをとることにあまりいい顔をしないなど)は、原因が短期的に改善される可能性があるのであれば続ける、見込めないのであれば異動の検討をしてみることも一つの手段です。 ですが、異動後の店舗でも同様のことは起こりうるので、しっかりとご自身の希望に合った就業ができる店舗なのかを確認をして、希望通りの働き方ができないようであれば転職をされるべきです。

③ 賃金の低さ
賃金が理由の場合は基本的には転職をお勧めしております。というのも、賃金の低さについては短期的に改善される可能性は極めて低いからです。
ただし、初めにその他の労働条件面を確認させていただいたうえで、経験やエリア、ご希望条件も加味した市場の相場をお話しさせていただきます。相場を踏まえたうえで最終的な判断をしていただくようにしております。

④ 入社前に聞いていた労働条件と実際の労働条件が異なる
上記ケースの場合は、現職先としっかり話し合う必要があります。紹介会社を利用して転職をされた場合には担当コンサルタントに改善してもらうように相談をしましょう。双方の言い分があり折り合いがつかなくてもめてしまい、働きにくい状況になることもあるので、もめるようであればすぐ転職をしてしまうことも一つの手段です。
ただしご経歴に早期退職があることはあまり望ましくないことですので、慎重に対応を検討された方が良いかと存じます。

⑤ 結婚、出産、子育てなどによる生活環境の変化
上記理由の場合は、今までの労働時間では就業が難しく、勤務できる日時が変わる場合が多いです。現職先で勤務日時の変更に対応可能であればそのまま続けていいと思いますが、難しい場合には転職をされた方がいいことも多いです。
ただし、出産手当金や育児給付金を受給するための条件などもございますので、ご妊娠中の方はしっかりと受給資格などご確認の上、ご検討ください。

⑥ スキルアップのため
スキルアップを目的とした転職を検討される方につきましては、現職先が単科しか受けていないために、その他の科目なども勉強できる薬局で働きたい方、今後在宅が増えていくことが予想されるなかで在宅の経験を積みたい方。病院での経験を積みたい方など様々な方がいらっしゃいます。
色々な科目での経験を積みたい方については、しばらくは派遣で色々な薬局に勤務をすることも一つの方法なので提案をさせていただく場合もございます。
ご自身の今後のキャリアプランや現状でのご希望条件をお伺いしたうえでご希望に合った職場をご紹介できるようにさせていただいております。

⑦ その他
体験談でも記載をしたように買収をされて労働環境が変わった、ご家族の転勤に伴うやむを得ない場合、などいろいろな理由がございます。まずはしっかりとご理由を聞いたうえで、アドバイスをさせていただいております。

転職をしようか迷われているという方は、ご相談をいただけましたらご状況やご希望条件なども踏まえて転職に関するアドバイスをさせていただいております。 お悩みの際にはお気軽に一度お問い合わせくださいませ。

薬剤師のお仕事の探し方

お仕事の探し方につきましては大きく3つに分けられます。
それぞれについて具体的にどのように違うのかを見ていきましょう。

① ハローワークや企業HPなどからの自身での応募
こちらはご自身で直接求人情報を確認して、興味があればそのまま応募をするという流れになるやり方です。
ご自身の希望条件や入社日など細かい条件面などもすべてご自身で確認をしながら進めていく形になります。中規模以上の大きい会社であれば、契約書関係や入社日の調整など細かい点も含めて企業が熟知しているので特に問題ないです。
規模の小さい薬局の場合は労働契約書などしっかりとした書類が整備されていなかったり、スケジュールの調整がうまくいかなかったりと少し不安を感じる場面があるかもしれません。
また、条件面の交渉を個人で直接行うことがあまりできず、しっかりとご自身の希望条件を伝えられずにうまくいかないケースもございます。

個人で探される場合には数にも限界があるため、例えばご自宅近隣を希望されており、該当する薬局が10件未満しかないような場合であればいいかもしれません。ですが例えば転勤も可能で年収面を重視して探したいというような場合、候補の求人数が多くなりすぎて個人でお探しすることは難しくなります。

候補の薬局数が少ない場合には問題ないですが、ある程度求人を比べて検討をされたいという方にはお勧めしない方法です。

② 紹介会社経由での求人検索、応募
実際に転職をされる際に紹介会社を利用される方はかなり多いのではないでしょうか。
紹介会社を利用する大きなメリットとしては主に三つあります。
一つは労働条件が明確で比べやすい点です。
ご相談をいただいた際に必ず希望条件などを事前にお伺いするので、ある程度希望条件を満たした求人に厳選して紹介していただけること、またWEBで掲載されている求人情報は最新ではなかったり、条件に幅があり問い合わせをしてみると条件面が異なっていたりすることもあります(例えば年収が450~650万と記載など)ので、問い合わせて条件をご自身で確認をしていただかないと比べにくいことが多いです。
紹介会社経由の場合は、もちろん面接後に若干の変更などが生じる可能性はございますが、簡単なご経験やご希望を踏まえたうえで条件を提示されるので、内定をいただいた際に提示される条件とほとんど同じ条件で求人を比べることができます。

二つ目は条件の交渉がしやすいことです。どうしても個人でやり取りをされる際には希望条件(特に年収面)をしっかりとお伝えすることが苦手な方が多いので、紹介会社経由であればエージェントができるだけ好条件で勤務ができるように交渉していただけます。

三つめは細かなスケジュールの調整や、労働条件の確認などがしっかりとできる点です。
スケジュール調整は個人で応募した場合でも比較的容易にできますが、労働条件については小さい企業の場合、面接後に双方合意をした場合には労働条件明示書を取り交わす日時が入社初日で、当日まで確認が出来ない場合などもございます。
当日に労働条件を確認した際に、自分が認識していた内容と異なるといったお話を聞くこともございます。紹介会社利用の場合には、先方から採用通知をいただく段階で、労働条件明示書も併せて回収をして本人に提示を致しますので、書面でしっかりと条件を確認したうえで入社するのかのご判断が可能です。

基本的には紹介会社経由でお探しをしたほうが、より良い条件の求人が見つかる可能性が高いです。
ただし薬剤師の方より、紹介会社の担当に強引に話を進められて断ることができずに入社をしたが、職場が合わずに辞められてしまったという話も聞きます。もちろん薬局も並行して採用活動をしているので、他で決まった場合には充足をしてしまうためいつまでに回答が欲しいという期限はございます。ですが、ご自身で納得をして入社をすることも大切ですので、悩まれるのであれば無理に回答をせずにしっかりと意向を担当に伝えるようにした方がよいでしょう。

③ 友人からの紹介
こちらも良く話を聞くケースですね。友人からの紹介の場合も個人でお探しをする場合と同様に条件面があやふやになりがちです。条件面などは口頭で友人から聞いていたが、実際に労働条件を確認すると異なっていたなどもよくあるケースですので、しっかりと条件面などは企業側に書面などで確認をするようにしましょう。
また紹介をしてくれた友人との関係性にもよりますが、わざわざ紹介してくれたので面接を受けてしまうと断りづらく、希望条件を満たしていなくてもそのまま入社されて失敗をしたという話も聞きます。友人からの紹介で面接を受けるのであれば、合わなければ断ることができるのであればいいですが、断りづらいようであればそもそも面接を受けないほうが良いかと存じます。

なお転職先をお探しになられる際に、興味のある薬局について友人から話を聞いたところ、あまりいい話を聞かなかったので見送るという方も比較的多いです。
友人の話を参考にされることは悪いことではないですが、あくまでもそれは個人の主観の入った情報であり、働きやすさなどは個人により感じ方も大きく異なります。また半年から1年ほど経つとスタッフが変わり店舗の雰囲気も全然違うようになっていることもございます。医療業界であれば職場見学をさせていただけるところがほとんどですので、実際にご自身で現場を見て感じたことを優先して検討されるべきことですので、友人などの職場の話はあくまで参考程度にとどめておく方が良いでしょう。

職場ごとの特徴をご紹介!自分の希望に合った転職先の探し方

薬剤師の方が転職をする際には主に以下の7つがございます。
薬剤師の方が転職先の候補として検討される場合、 大多数が①~③に転職をされる方がほとんどです。また④~⑦については未経験での転職などは極端に難しくなるため、①~③について詳しく以下に記載していきたいと思います。

① 調剤薬局
病院が薬局機能を院外に出す医薬分業の推進によって、現在では医薬分業率が6割を超え、調剤薬局が私たちの生活に定着しつつあります。現在調剤薬局は大きく【門前型】【面分業】という2つの店舗形態があります。

【門前型】はクリニックや大学病院等の門前で複数の調剤薬局が処方箋を応需する方式で、一方【面分業】は地域において多数の調剤薬局が、不特定の病院から処方箋を応需する方式です。業態や地域によって店舗の雰囲気は大きく異なります。
また医療費の抑制を目的とした療養病床数の減少と、自宅での治療を望む患者様への対応として【在宅医療】のニーズが高まっており、調剤薬局に無菌調剤室やハイリスク薬の取り扱い等調剤薬局で働く薬剤師の守備範囲と活躍のフィールドが広がっています。
調剤薬局が5万店を超えており増えすぎているともいわれておりますが、2019年1月時点でまだ前年と比べて店舗数が増加しております。また店舗数は多いですが、最大手の企業でも店舗数が1000店程度となっております。2017年度の調剤売上の上位10社の占める店舗数が全体の店舗数に占める割合も11%程度となっており、中小規模の薬局が大多数を占めていることがわかります。

薬剤師の転職先として一番多い調剤薬局ですが、労働条件について少し見てみましょう。
一般的には月~土の中でシフトでの週40時間の労働体系の薬局が多いですが、薬局によって営業時間は大きく異なります。また中規模以上の場合は店舗の異動もあり得ます。
中には平日のみ営業の薬局や18時までに終わる薬局もございます。正社員で勤務日や勤務時間を優先される方であれば、ご希望に合った営業日時の店舗をお探しになられることも一つの方法です。
また、近隣医療機関が受けている科目にもよりますが、11月頃から3月頃(もしくは花粉症シーズンの終わる5月末頃)の期間が繁忙期となる薬局が多く、繁忙期はどうしても残業が多くなってしまう傾向にございます。
また、門前クリニックのドクターが遅くまで診察をされる場合はそれに合わせて営業時間も伸びるので、転職を検討されている薬局の門前クリニックのドクターがどのような方なのかも知っておくといいかもしれません。

給与面についてはエリアなどによっても異なり、人の採用が難しい田舎の方が都市部より給与が高い傾向があります。また、全国展開をしている薬局などでは、引越しを伴う全国転居可能な場合と、引越しなど無しでエリア限定での採用では給与面で差がつきます。
上記で記載したように中小規模の薬局が多いため、店舗異動の可能性が少なく、同一の店舗で長くはたくことのできる求人が多いことも特徴です。 一般的には病院薬剤師よりも年収は高いことが多く、ドラッグストアよりも年収は少し低い傾向にあります。

② ドラッグストア
国民医療費が年々増加傾向となり、2015年には約40兆円、2025年には45兆円まで達する見通しの現代。
国民自らが健康を管理する「セルフメディケーション」が奨励され、効果対策として予防医療に対するニーズが高まっています。
スーパーやコンビニなどの本格的な参入、インターネット販売の事実上の解禁等、一般医薬品市場の競合が激化していく中で、ドラッグストアは新たな収益の柱として、調剤事業の強化に力を入れています。
2009年からは改正薬事法の施行に伴い、登録販売者の資格ができ一般医薬品販売における薬剤師と登録販売者との住み分けを行う事でドラッグストアで働く薬剤師の役割がより明確になりました。
ドラックストアで働く薬剤師は専門性を発揮して顧客の安全性の確保に努めるとともに、地域医療に貢献する「かかりつけ薬剤師」として、今まで以上に期待されます。

ドラッグストアでは2017年度の売上の上位10社の占める割合は60%を超えており、大手企業の占有率がとても高くなっております。ドラッグストアで働く場合は、100店舗を超える店舗展開をしている企業がほとんどで、多くが他店舗への異動や転居を伴う異動の可能性があります。また、営業時間も調剤薬局と比べて長い傾向にあり、土日祝も処方箋を受け付けている店舗も珍しくありません。土日祝を含む週40時間のシフト制で遅い時間の勤務があることも珍しくないですが、その分給与面では、調剤薬局や病院よりも高い傾向にあります。
また全国展開をしている企業が多いため、ご家族の転勤などにより引越しをする場合などでも引越し先のエリアでの就業の相談など柔軟に対応できる場合が多く、産休・育休なども含めた福利厚生が充実している企業が多いです。

③ 病院
医療機関は「病院」「診療所」に大別されます。病院でのチーム医療は、医師・看護師・薬剤師様々な職種の医療従事者がそれぞれの分野での専門家と意見を出し合い連携をしていく医療スタイルです。
病院・診療所の薬剤師採用は定期採用よりも欠員募集が多いことが特徴ですが、平成24年の診療報酬改定で「病棟薬剤師業務実施加算100点」が新設されたことによって、新卒採用の活発化と就職者の増加がみられました。
近年、薬剤師はより高度な専門知識と技術が求められるようになり、「専門薬剤師」の認定制度も発足する等、職域が広がっています。薬剤師は薬物療法を安全かつ効果的に実施する上で重要な役割を有しています。多職種医療チームの中で「薬の専門家」としての役割が強く求められるようになっています。

病棟の営業時間は大体が平日8:30-17:30程度の時間内に終わることが多く、定時通りで終わると調剤薬局やドラッグストアよりも働きやすい就業時間のことが多いです。病棟のある病院であれば土日祝の勤務や夜勤のある場合もございます。その場合には交代でのシフト制のことが多いですが、夜勤や土日祝の勤務の有無は事前に確認を取りましょう。
給与面では調剤薬局やドラッグストアよりも低い傾向にあります。ですが働きやすい就業時間であることが多く、また調剤薬局やドラッグストアと比べて医療チームの一員として現場に携われることに大きなやりがいを感じられる方も多いです。
また、院内に保育施設を有している病院も多く、育休後は院内の保育施設に預けながら働くこともできるため、育休後に復帰をしやすいこともメリットの一つです。

それぞれの特徴などを簡単に記載いたしました。ご自身にあった職場というのは単に調剤薬局だからあっている、ドラッグストアだからあっていないというものではございません。仕事に求めているものしっかりと考えて、より良い職場が見つかるようにしましょう。

実際の転職までの準備

上記では職場ごとの特徴を記載いたしましたが、実際に転職をする際には何を準備すればいいのでしょうか。一般的な転職のスケジュールとしては以下の通りです。
転職活動をされる方の場合、一週間から一カ月以内で内定受諾まで決まるケースがほとんどです。上記①~④それぞれの過程での具体的な流れ、注意事項を見ていきましょう。

① 書類の事前準備、求人検索・応募
はじめに事前準備として行うことは、履歴書、職務経歴書、薬剤師免許証、保険薬剤師登録票の用意をすることです。(職務経歴書、薬剤師免許証、保険薬剤師登録票は企業によっては不要な場合もございます)面接時に必要になることの多い4点ですので事前に用意をしましょう。
また実際に転職をされる方は平均3社程度、並行して面接を受けながら決められる方が多いです。履歴書、職務経歴書はデータを保管しておくなどいつでも用意できるようにしましょう。

併せて事前に確認をしていただきたい点が2点ございます。一つは退職時期を決めることです。明確な退職日が決まっている場合は問題ございませんが、内定をいただいてから現職先に退職意向を伝えたいという方も多いかと思います。その場合には現職先では退職の何日前までに退職意向を伝えないといけないのかを必ず確認をするようにしてください。
(多くの企業では1カ月以上前に伝える必要があることがほとんどです。民法上は二週間前までに退職を伝えれば問題はございません。ですができるだけ円満にご退職をされるためにも、現職先のルールに従い退職意向を伝えることが望ましいでしょう)

もう一つはご自身の希望条件を明確にすることです。希望条件が多い方の場合、すべて満たされている求人が見つかる可能性はどうしても低くなります。その場合に何を優先するのかを明確にし、希望条件に優先順位をつけておくことで検討がしやすくなります。
また、例えば小児科メインは避けたいや○○薬局は避けたいなどNGがある場合も最初に共有をしていただけた方が望ましいです。
なお、転職エージェントを利用する際には、提案をされた求人がご希望に合わなかった場合は、どの点が合わなかったのかを共有することも大事です。

② 面接
面接時には指定のあった持ち物をしっかりと用意しましょう。併せてメモ帳、筆記用具なども用意をして面接時にはメモなどを取るとより好印象になります。また、事前に質問事項をメモ帳に記載をしておき、確認漏れが無いようにすることもよいでしょう。
また、入社日については事前に確認した現職先への退職意向を伝えてから退職までの期日をもとに相談をしましょう。

合否の連絡は一週間以内にあることが多いです。回答の期日としては一週間から2週間以内の企業が多いですが、回答を待っていただけることもございます。迷われている場合には明確にいつまで待っていただきたいと期日を明確にして相談をしましょう。

③ 内定受諾・退職通知
内定受諾後はまずは現職先にしっかりと退職意向をお伝え致しましょう。退職日についてもしっかりと決めて、転職先の入社日を決められるように確認を取る必要があります。
また、転職先からは労働条件明示書(給与や就業日時、残業など労働条件が明示された書類)を回収し、聞いていた労働条件と相違ないかをしっかりと確認しましょう。

④ 入社
初日の出勤時間、場所、持ち物などは必ず事前に確認を取り、間違えることが無いようにしましょう。
また、転職エージェントを利用された場合には数日中に転職後の状況確認の連絡があるかと思います。何か条件面で異なる点があるなどの場合には今後も続けていくことができるように企業に改善いただけるよう提案をするのでしっかり伝えるようにしましょう。

以上が転職のスケジュール、準備となります。
より良い転職をするためにも事前に準備をして転職活動に臨みましょう。

まとめ

調剤薬局、ドラッグストアなどでは薬剤師不足が続いてきており、薬剤師の売り手市場が長らく続いておりました。主な要因としては調剤薬局数の増加、薬学部6年制への変更、ドラッグストアの調剤進出など様々な要因がございます。
それでは売り手市場が今後も続いていくのかというとそうとは限りません。
例えば試験的に一部地域で導入されている遠隔投薬が今後全国で認められるようになればより効率化が可能になるので、今ほどの店舗数、薬剤師数は必要なくなります。
あるいは、技術の進歩により調剤業務から投薬まですべての業務が全自動で機械化されて、現在の薬剤師の業務が無くなる可能性もございます。
上記はほんの一例にすぎませんが、6年制移行に伴う薬剤師不足が解消されつつある現状を踏まえると、少なくとも今までのような明らかな売り手市場の時代は終わりを迎えることは明確であり、今後は徐々に買い手市場に向かっていくのではないでしょうか。
そのような状況の中で生き残る薬剤師となるためには、転職を繰り返すようなことは避けなければなりません。
そのためにも転職活動をする際には、皆様が円満に転職できるよう全力でお手伝いをさせていただきますので、少しでも転職を検討されているのであれば、是非一度ご相談をいただけますと幸いです。

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