薬剤師は副業・兼業ができる?注意点やお勧めのお仕事をご紹介!

薬剤師は「副業」できる?

昨今では時代の変化と合わせて働き方改革の影響もあり「副業」「兼業」を会社として認めている企業も増えてきました。そのおかげで、会社員として働きながら「副業」で収入を増やしている方も増え、今まで以上に多様な働き方ができる時代へと変化してきております。

そこで今回は、薬剤師(調剤薬局やドラッグストア、病院など)業界での副業のとらえ方や、メリットなど、実際に副業を行う際の注意点についてまとめていきたいと思います。



【そもそも薬剤師は副業や兼業は可能なのか?】

はじめに「副業」と「兼業」の違いについて簡単に述べると、どちらも本業以外の仕事をするという点では同じであり、法律上では特に明確な定義はありません。
一般的には、本業と比べて少ない労力、時間を割く場合は「副業」、本業と同程度の場合は「兼業」と呼ぶことが多いです。 ※以下本文では「副業」で統一して記載いたします。

それでは薬剤師は「副業」が可能なのかというと、結論は基本的には可能です!
ただし、管理薬剤師や公務員薬剤師など法的に原則副業が禁止されている場合や、勤務先によっては副業を禁止している企業もございます。確認を取らずに副業をしてしまい、後から副業がダメだったとなってからでは遅いので、まずはご自身でしっかりと確認をしていただき、問題が無いことを確認してから副業に取り組むことをお勧めします。



【薬剤師が副業をするメリット・デメリット】

それでは薬剤師が副業をするメリットやデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。今回は本業で主に調剤業務に携わっている薬剤師の観点からそれぞれ以下に記載していきますので参考にしていただけると幸いです。

<メリット>
1.副業先でも調剤スキルがそのまま活かせる
業務内容が調剤業務の場合、企業や店舗によって細かなルールの違いはありますが、業務内容に大きな違いが生じる可能性はほとんどないです。調剤経験のある方であれば、違う店舗で勤務をしても戸惑うことが少なく、すぐに業務に取り掛かることができます。
一般的な副業だと多くの場合、一から学び、慣れるまでに時間がかかりますが、調剤業務を行う場合には慣れるまでに時間をそこまで要さないということは大きなメリットです。

2.普段扱わない科目を学ぶことでスキルアップできる
調剤薬局やドラッグストア、病院で勤務をしている方の場合、勤務先が受けている科目以外の調剤に触れる機会が少なく、知識が偏ってしまうことも珍しくないです。本業とは違う科目をメインに扱っている副業先を見つけることで、知識、経験が増え薬剤師としてスキルアップすることができます。

3.収入を上げることができる
おそらく副業をされる方の主な目的は収入を増やすことだと思います。薬剤師の場合、パートであれば平均時給2000円を超え、派遣であれば時給3000円を超える場合もそこまで珍しくございません。
例えば派遣で週1日8時間働いた場合、年間で約120万円、収入がUPします。
国家資格を生かした働き方だからこそ、時給や条件面なども含め一般的な職業よりも優遇されやすい部分も多く、副業先も比較的見つけやすい職業です。

<デメリット>
1.プライベートな時間が減ってしまう
副業をされている方にとっては当たり前のことではありますが、本業以外のプライベートな時間に副業を行うため、本来休みである日時が勤務となり、プライベートな時間が減ってしまいます。

2.副業NGな企業の場合、罰則が生じる可能性があること
働き方改革が進み、社会的に副業OKの流れになりつつあるとは言え、まだまだ就業規則で副業NGと定めている企業もございます。 例えば副業NGの勤務先に内緒で副業を行う場合、発覚してしまうと何かしらの罰則が与えられる可能性がございますので、ご自身で確認したうえ自己責任で行っていただく必要がございます。

【薬剤師の副業探しのポイント】

それでは実際に薬剤師が副業を探す際のポイントはどんなところでしょうか。これから始めて副業を探されるという方も少なくないと思いますのでいくつかのポイントを以下にまとめていきたいと思います。

1.副業しても問題ないか事前に調べる
詳しくは「薬剤師が副業を行う際の注意点」でも記載いたしますが、本業が副業OKとしているのか、管理薬剤師など法的に副業NGなポジションについていないのかをご自身で必ず確認を取ってください。

2.目的、条件の優先順位を明確にする
あれもこれもと希望の条件ばかり掲げても、希望にピッタリ当てはまる求人なんて滅多に見つかりません。副業の場合は特に勤務可能日時や労働時間も限られるため、そもそも求人数が少なく、希望に合う求人は全く無いということも珍しくないです。
副業をする目的を明確にし、目的をある程度満たすことのできる副業先が見つかった場合、条件面は少なからず妥協して働くということも見据えておかないといつまでたっても副業先が見つからないということになりかねません。

3.紹介会社を利用する
個人で副業先を探そうとする場合、本業の合間や勤務後の時間でやり取りをせざるを得ないため、企業への問い合わせや条件面のすり合わせなど細かなやり取りに時間がかかってしまう場合や、個人で条件の確認や交渉がしづらいため、面接時や面接後に初めて詳細な条件が提示されるということも珍しくないです。加えて自身と薬局側との認識が異なっており、勤務後に初めて労働条件が自身の認識と異なるケースもあるので、勤務開始前にしっかりと書面で条件面の回収を徹底するなども意識しないとトラブルになったりします。
紹介会社を利用する場合、最初に担当者に希望条件や優先順位をしっかりと伝えることで、担当コンサルタントが条件面の交渉や面接日の調整、内定時の書面での条件回収なども行うので、自身で行う工数を大きく減らすことができ、条件面なども書面で確認をしたうえで安心して勤務開始することができます。

【薬剤師にお勧めの副業】

それでは実際に薬剤師にお勧めの副業をご紹介していきたいと思います。
今回はお勧めのポイントと合わせて3つご紹介いたします。

1.薬局での単発派遣
こちらは副業として真っ先に思いつく働き方ではないでしょうか。本業が休みの日に単発派遣で働いて収入を増やすという働き方をされている方は薬剤師に限らず多数いらっしゃいますね。

<お勧めポイント>
都合の良い日だけ働くことができる
高時給
いろいろな薬局で経験を積むことができる

<注意点>
日程やエリアが合わないと安定して働くことが難しい
調剤未経験だと難しい。
投薬メインの業務を行うことが多い

ポイントの通り、収入が増えればよいが増えなくてもまあいいくらいの気持ちで副業を考えている方や、いろいろな科目を学びたいと考えている方にはお勧めですね。単発派遣の場合、都合の悪い日は応募しなければ働かなくてよいので、日程調整が容易で無理なく働くことができます。
一方でエリアや時期によっては単発派遣が全くないということもあり、働きたくても求人が無いということもあり得ます。また、即戦力として短期時間での活躍を求められるため、調剤経験はもちろん、スキル面もある程度必要とされます。
安定して収入を増やしたいという方や調剤経験が少ない、スキルに自信がない方にはあまり合わない働き方ですね。


2.薬局でのパート勤務
本業でも副業でも薬局で勤務をされる方もいれば、製薬会社やCRO勤務の方で調剤のスキルもつけておきたいため、休みの日に薬局で副業をされるという方もおります。単発派遣と比べるとエリアなどを問わず見つかりやすいため、副業としてパート勤務されている方もかなり多いのではないでしょうか。

<お勧めポイント>
安定した働き方が実現しやすい
比較的高時給

<注意点>
シフト決めのタイミングは要注意
勤務時間が少ないためなかなか仕事を覚えられない

パートでの働き方の場合、決まってしまえば安定した収入を得やすい働き方です。また、現場によってはシフト調整の相談などもしやすい場合もあり、国家資格を生かした働き方なのでパート時給も2000~2300円程度のことが多く、一般的なパートと比べ高い時給で働くことができます。
一方で本業が固定休みであれば問題ないですが、シフト制の場合、副業先とのシフト調整が必要になってくるため、事前にシフトを決めるタイミングを確認して無理なく働ける範囲なのか調べておく必要があります。
先に挙げた「単発派遣」の場合、即戦力が求められるため、調剤未経験(経験が少ない)の場合、パートでお探しされるほうが無難かつ、働きやすいことは間違いないでしょう。


3.メディカルライター・翻訳業務
上記2つと比べると数が少なくなりますが、医薬品に関する知識を活かした副業といえるでしょう。依頼ごとに単価、報酬体系も異なります。
※多くの場合、一つの案件ごとに○○円という成果報酬型の場合が多いです。

<お勧めポイント>
PCやスマートフォンがあれば場所、時間を選ばない(在宅も可)
仕事量など個人の裁量で判断可能

<注意点>
成果報酬のため、作業効率によっては時間給が低くなることもある
求人数が少ないため、安定した収入を得ることが難しい

医薬品関係以外のライター・翻訳業務などもありますが、専門知識が必要なくなる分、単価が安くなります。副業として安定的に取り組む場合は医薬品に関する案件を第一優先としつつも医薬品案件がない時期もそのほかの案件を受けながら執筆、翻訳スキルを磨いていくように取り組むとよいのではないでしょうか。


副業の場合、上記1や3のように短期的な付き合いとなることが多いです。依頼主からまたお願いをしたいと評価されることが、副業を安定させるための大事な要素の一つです。
そのように評価されるためにはスキル面ももちろん大事ですが、短期間の中でお互いに気持ちよく仕事ができるのかというコミュニケーションの面も重要視されます。 これから副業を始められる方はそういった面も意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

【薬剤師が副業を行う際の注意点】

それでは薬剤師が実際に副業を行う際は、どんなところに注意をすればよいのでしょうか。
主に以下の3つの注意点があげられます。

1.管理薬剤師(薬局の管理者)ではない
皆様ご存じの通り「医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法(薬機法)」の第七条(薬局の管理)において「薬局の管理者は、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。ただし、その薬局の所在地の都道府県知事の許可を受けたときは、この限りではない」と定められております。
すなわち、薬局の管理薬剤師をされている場合、管理店舗以外での薬事に関する業務を行うことはできないため、薬剤師として副業をすることはできません。
※大多数では薬局の管理者を「管理薬剤師」と呼称しておりますが、企業によっては「薬局長」というように名称が異なることもあります。

また、第七条に記載されている「その薬局の所在地の都道府県知事の許可を受けたときは、この限りではない」という文言については、主に「非常勤の学校薬剤師を兼ねる場合」「薬局の営業時間外である夜間休日に、薬局の管理者が地域の輪番制の調剤業務に従事する場合」「僻地における薬局の管理者の確保が困難であると認められる場合において、営業時間外にほかの薬局に勤務する場合」など「都道府県より公益性を認められている場合は兼業可能」と定められております。
※具体的に副業可能条件に該当するのかはご自身でしっかり確認を取るようお願い申し上げます。

2.公務員薬剤師ではない
公務員薬剤師として働かれている場合、国家公務員法および地方公務員法にて以下のように定められております。

国家公務員法第103条、第104条にて
「職員は、営利を目的とする私企業(以下「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員等の職を兼ね、または自図から営利企業を営んではならない」
「職員が報酬を得て、営利企業の役員等との兼業以外の兼業を行う場合には、内閣総理大臣及び所轄庁の長の許可を要する」

地方公務員法第38条にて
「職員は、任命権者の許可を受けなければ、商業、工業又は金融業その他営利を目的とする私企業(以下「営利企業」という。)を営むことを目的とする会社その他の団体の役員その他人事委員会規則で定める地位を兼ね、若しくは自ら営利企業を営み、又は報酬を得ていかなる事業若しくは事務にも従事してはならない。ただし、非常勤職員については、この限りではない」
と定められております。要するに、国家公務員、地方公務員を問わず、公務員薬剤師の場合、原則主たる業務以外で収入を得ることが禁じられているため、副業をすることができないということです。
※いずれも許可を得た場合に認められることもある内容なので絶対に副業不可というわけではないので、該当する方はご自身で一度ご確認ください。

3.企業によっては就業規則で副業を禁止していることもある
働き方改革が進むにつれて、副業を認める企業も増えておりますが、まだまだ就業規則にて副業を禁止している企業も多くございます。
主たる就業先の就業規則だけを確認しがちですが、実際には副業先の就業規則でも副業を認められているのかは確認しておいたほうが後々のトラブルを防ぐことはできるでしょう。

また、主たる就業先に隠して副業を行う方もおりますが、確定申告への切り替えや住民税などの兼ね合いで主たる就業先に副業をしていることが発覚する可能性もゼロではないので、リスクがあることも踏まえて副業を行うのか検討するようにしましょう。

【年収UPや新しい環境に興味があるなら転職もおすすめ!】

「薬剤師の副業探しのポイント」でも記載いたしましたが、副業を検討されている理由、目的は何でしょうか?最もよく聞く理由が「収入を増やしたい」ですが、場合によっては副業をするよりも転職をしたほうがより収入を増やせるケースもあります。
上記はわかりやすい例ですが、実際に副業を希望される方を含め、お話をお聞かせいただく中で、ご自身の状況や薬剤師の転職市場、正社員から派遣までの様々な働き方も含めたお話をさせていただくことで、副業を希望していた方が転職希望に変わることや、逆に転職希望の方が副業希望に変わることなど、最初の希望条件と最終的な希望条件が変わる方も多くいらっしゃいます。

紹介会社を利用することで、第三者目線で市場状況や希望条件、副業をしたい目的を踏まえて実現可能なのか、またその選択が目的達成のために一番良い選択なのかを冷静に分析した意見を得ることができます。
第三者目線での意見も参考にしつつ、ご自身がどうしたいのかを改めて考え、コンサルタントと相談をしながら話を進めることでより満足度の高い働き方を実現できる可能性が高まるので、紹介会社をうまく使っていくことも大事な要素だと思います。

【まとめ】

今回は薬剤師として副業をする際のポイントや注意する点などをまとめましたがいかがでしたでしょうか。皆さんそれぞれに状況や条件など異なる部分ももちろんありますが、本記事でのポイントを押さえた進め方をすることで失敗しない副業選びが実現できるのではないでしょうか。
より詳しく個別の内容を踏まえて話をすることももちろんできますので、副業を検討されている方をはじめ、少し話を聞いてみたい方も是非一度、弊社ファル・メイトへお問い合わせいただけますと幸いです。

お問い合わせは以下より可能です!
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